Firebaseの概要
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Firebaseは、Google が提供している、モバイルアプリやWebアプリの制作で便利なバックエンドの機能を用意しているクラウドサービスです。
Firebaseを利用するには、Googleのアカウント(Gmail)が必要になりますので、用意をしておいてください。
主な機能
Firebaseのサイトを見てもらうとわかりますが、多くのサービスが用意されています。ここではよくつかわれる代表的なサービスを紹介します。
認証(Authentication)
簡単に認証システムを作成する仕組みが用意されています。
データベース(Realtime Database, Cloud Firestore)
リアルタイムのデータ同期が可能なデータベースのシステムです。
従来から用意されている「Realtime Database」と、新たに用意された「Cloud Firestore」の2種類の仕組みが用意されています。
ストレージ(Storage)
写真や動画などファイルを保管するストレージの仕組みが用意されています。
機械学習(ML Kit)
Googleの機械学習の機能をアプリに使用できるSDKが用意されています。
- テキスト認識
- 画像のラベル付け
- オブジェクトの検出と追跡
- 顔検出と輪郭追跡
- バーコードスキャン
- 言語識別
- 翻訳
Firebaseプロジェクトの設定
まず準備として、Firebaseのプロジェクトの作成と設定を行います。
あらかじめ、Googleのアカウント(Gmail)にログインしておきます。
以下の、Firebaseコンソールを開きます。
https://console.firebase.google.com/
「プロジェクトを作成」をクリックします。
「プロジェクト名」を入力して「続行」をクリックします。(ここでは「ChatApp」としています。)
今回はGoogleアナリティクスは使用しないので、赤枠の部分のスイッチはオフにします。
「プロジェクトを作成」をクリックします。
これでプロジェクトが作成されました。
今回はWebアプリを作成します。赤枠の部分をクリックします。
アプリのニックネームについても「ChatApp」としました。
Firebase Hostingは使用しないため、チェックは外してください。
「アプリを登録」をクリックします。
以下のJavaScriptのプログラムは後で使用するので、コピーして保存しておいてください。(後で別の画面からも取得することはできます)
以上で準備は完了です。