JavaBeans【 Model(MVCのM)】
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サーブレットとJSPで学んだサンプル(入力画面、結果画面の作成)では、「名前」「趣味」を入力して送信するプログラムを作成しました。
また、フォワードでは、プログラムの処理はサーブレットに記述して、その結果のHTMLの出力はJSPに記述する、という切り分けが有効であることを確認しました。
では、サンプルでの項目(「名前」「趣味」)についても切り分けてみることを考えてみます。つまり、データを処理する部分に注目して切り分ける方法について確認していきましょう。
JavaBeans
再利用が可能なルールで定義されたJavaのクラスのことをJavaBeansといいます。
JavaBeansの仕様
- java.io.Serializableインタフェースを実装する
- クラスをpublicで指定する
- フィールド(メンバ変数)はprivateで指定する
- publicで引数なしのコンストラクタを定義する
- プロパティにアクセスするためのgetter / setterメソッドを用意する
サンプル
ここでは、JavaBeansの具体的な作成方法と例について確認します。
実際の使用方法は、次の「リクエストスコープ(サーブレット、JSP、JavaBeansの連携)」で説明します。
クラスファイルの作成
「プロジェクト名」を右クリックして、「新規」-「クラス」を選択します。
「名前」を入力して、「完了」ボタンをクリックします。 (「UserInfo」としています)
クラスファイルの編集
フィールドに「name(名前)」「hobby(趣味)」を追加して、それぞれのgetter / setterメソッドを追加します。
package com.test; import java.io.Serializable; public class UserInfo implements Serializable { private String name; private String hobby; public UserInfo() {} public String getName() { return this.name; } public void setName(String name) { this.name = name; } public String getHobby() { return this.hobby; } public void setHobby(String hobby) { this.hobby = hobby; } }
これでデータ項目(「名前」「趣味」)だけを切り分けたクラスが作成できました。