JavaによるWebアプリの開発環境の構築

(ブログ記事の一覧は「こちら」)

Javaを用いたWebアプリの作成の方法について説明していきます。
JavaScriptはクライアント側で実行するWebアプリに対して、今回の内容はサーバー側で実行するWebアプリです。サーバー上で動作するプログラムとして他にはPHPがあります。

一般的なJavaには含まれない、新たに学ぶ文法が多くあります。最も基本的な項目として「サーブレット」「JSP」というWebサーバー上で動作するプログラムがあります。

  • サーブレット 【 Controller(MVCのC)】
  • JSP(JavaServer Pages) 【 View(MVCのV)】
  • JavaBeans 【 Model(MVCのM)】
  • データベースとの連携(JDBC

また、それらを組み合わせて使用する仕組みについても学ぶ必要があります。


ここでは、Webアプリのプロジェクトの作成と、サーブレットファイルの作成、Eclipseでのサーバーの起動、サーブレットの実行の手順を説明します。

準備(パースペクティブの設定)

Eclipseを起動します。「パースペクティブを開く」をクリックして、「Java EE」を選択します。

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パースペクティブに「Java EE」が追加され、選択されていることを確認してください。

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プロジェクトの作成

「ファイル」メニューから「新規」-「動的Webプロジェクト」を選択します。

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「プロジェクト名」を記入します。(自身で決めてもらって大丈夫です)
次に「ターゲット・ランタイム」を選択します。(図では「Tomcat 8」を選択しています)
「次へ」ボタンをクリックします。

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実行するURLを別に設定したい場合は「コンテキスト・ルート」を変更します。(今回はそのままでOKです)
「完了」ボタンをクリックします。

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プロジェクトが作成されたことを確認してください。

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サーブレットファイルの作成

「プロジェクト名」を右クリックして、「新規」-「サーブレット」を選択します。

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Javaパッケージ」「クラス名」を記入します。(自身で決めてもらって大丈夫です)
「次へ」ボタンをクリックします。

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実行するURLを別に設定したい場合は「URLマッピング」を変更します。(今回はそのままでOKです)
「次へ」ボタンをクリックします。

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図のように「メソッド・スタブ」が選択されていることを確認してください。
「完了」ボタンをクリックします。

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サーブレットファイルが作成されていることを確認してください。

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今回はクラス名を「MainServlet」としたので、「MainServlet.java」が作成されます。
後ほど、こちらのJavaファイルのプログラムを編集していきます。

サーバーの起動

下部の「サーバー」タブを選択します。
サーバーを設定するため、リンクをクリックします。

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使用するサーバー(ここでは「Tomcat v8.0 サーバー」)を選択します。
「次へ」ボタンをクリックします。

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プロジェクト名を選択して「追加」ボタンをクリックします。

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今回作成したプロジェクトが右側に表示されたことを確認して、「完了」ボタンをクリックします。

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今回作成したプロジェクトがサーバーに追加されたことを確認してください。

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赤枠の部分を右クリックして、「開始」を選択します。

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サーバーが開始されたことを確認してください。

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サーブレットの実行

「プロジェクト」メニューにて、以下の手順を行います。

  1. 「自動的にビルド」を選択して、チェックを外します。
  2. 「クリーン」を選択します。(以前作成したビルド結果を消去します)
  3. 「プロジェクトのビルド」を選択します。

(プログラムの更新後は、まず「クリーン」を選択することをお勧めします)

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サーブレットファイル(赤枠の部分)を右クリックして、「サーバーで実行」を選択します。

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「完了」ボタンをクリックします。

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成功した場合、以下のように実行結果が表示されます。

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エラー(404, 500)になった場合、以下をそれぞれ実行し直してみてください。

  • 「プロジェクト」-「クリーン」
  • 「プロジェクト」-「プロジェクトのビルド」
  • サーバーを再起動
  • 実行したブラウザ表示を更新する(更新ボタンをクリック)